近々第20回東京国際レズビアン&ゲイ映画祭が開催されることもあり、
過去必死で見て必死で集めたゲイ映画を一人リバイバル上映で愉しむ今日この頃。
劇場へ足を運んで観た初めてのゲイ映画は
“ピンク・ナルシス”
見てはいけない物を見てしまったような気持と、
あの妖艶で淫美でナルシスな世界にはまっていく気持ちが交錯し、
ドキドキ胸の鼓動が止まらなかったのを今でも思い出す。
なんて純朴なあの頃。
そこからゲイ映画にどっぷり。
しかし日本じゃなかなか上映しないから自分で海外から取り寄せて観ることに。
もちろん英語なんてろくに出来ないからあらすじを翻訳し英語の字幕を表示し観る。
100%の理解は難しいけどこれと雰囲気でだいたい観れちゃうもんです。
日本で上映されるゲイ映画って哀愁漂う破滅的な作品が多いけど、
海外ではラブコメディやアクション、ホラーなどもあって多種多様で楽しい。
そして何より映画を通してゲイとしての自分の立ち位置を客観的に知る事が出来た気がする。
海外、特にアメリカとは違い日本はまだまだ閉鎖的なところはあるけど、
この現代に生きるゲイとしてのプライドは日本でも理解されるようになってきているし、
自分の立場を理解できてからこそ相手の立場を理解できる。
こう思えるようになったのもゲイ映画から学んだ事が大きい。
これからはゲイ映画をゲイだけが愉しむのではなく、
ノンケの方々も映画を通してもっとゲイを愉しんでくれたらいいな、
と願いつつ、
一人リバイバル上映会は続く。